心筋細胞における活動電位持続時間を比較検討する際に,脱分極のピークから90%再分極するのに要した時間が通例よく用いられる.再分極に関与するK+チャネルやCa2+チャネルなどの遺伝子突然変異がQT延長症候群を引き起こすことからも,この指標は活動電位の特性を調べるうえで非常に有効である.