B細胞が発現する免疫グロブリン遺伝子は,重(H)鎖と軽(L)鎖からなるが,L鎖にはκ鎖とλ鎖の2種類があり,正常では,約2:の割合で発現する.κ鎖とλ鎖の発現はフローサイトメトリーにて容易に解析可能であり,それを用いてクローナリティーの解析を行う.例えば,その比率が:10などのように大きく偏りがある場合,λ鎖を発現するB細胞の異常増殖が疑われる.