オッズ比

Effect sizeは統計学で使われる概念であり,2つの独立した出来事がどれくらい相関しているかの強さのことである.オッズ比というのはeffect sizeを表す1つの指標である.Effect size/オッズ比が大きいということは,その遺伝的変異があるとその疾患にかかるリスクが高いということになる.

変異をもつ比率 Rを罹患者と非罹患者の集団で各々計算し,R+,R-となったとしよう.リスクが高ければ,R+はR-に比べて高くなる.そこでR+/R-をオッズ比とよび,リスクの強さを表現する.メンデル遺伝病と連鎖する変異のオッズ比は非常に高い.通常は3以上であり10を超える場合も珍しくない.

実験医学増刊 Vol.30 No.13
実験医学増刊 Vol.31 No.15

参考書籍

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