統計学における仮説検定の際の概念.ある事象を説明するための仮説(対立仮説)を証明するためには,その対立仮説を否定できるかどうかを検定する.その際立てる仮説が帰無仮説である.帰無仮説が成り立つ確率が有意に低ければ帰無仮説を棄却することができ,対立仮説は事象を説明するよりよい仮説であると統計学的に判断することができる.