H2AFY遺伝子

マクロH2A1(H2AFY遺伝子).ヒストンは真核生物のクロマチンを構成する塩基性核タンパク質の一群であり,このうち4つはコアヒストン(H2A,H2B,H3,H4)とよばれる.2つのH2A-H2BのヘテロダイマーとH3-H4テトラマーより構成されたオクタマーを形成し,約146 bpのDNAを巻き込みヌクレオソームを構成する.このヌクレオソームはクロマチンの最小構成単位である.H2Aには,H2A1とH2A2という主要なバリアントとH2AX,H2AZ,マクロH2A1,マクロH2A2,H2A-Bbdというマイナーバリアントが存在する.このうち今回注目してるのはH2AFY(H2A histone family,member Y)遺伝子で,その産物はマクロH2A1であり,C末端に30 kDのマクロドメイン構造をもつ.

実験医学 2012年10月号 Vol.30 No.16

参考書籍

  • [SHARE]
  • Send to Facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

バイオキーワード集:索引


A B C D E
F G H I J
K L M N O
P Q R S T
U V W X Y
Z        
数字 その他