生化学において,シグモイド形の基質飽和曲線を表現する式であり,以下のように表される.
は反応速度,は最大反応速度であり,,はそれぞれ基質濃度と最大反応の50%を示す基質濃度である.はヒル係数とよばれ,が大きくなるほど曲線は急激に立ち上がり,酵素反応の協同性を示す指標として用いられる.経験式として,酵素反応以外にもシグモイドの関数の1つとしてよく用いられる.