Carl Woeseが唱えた遺伝暗号の起源に関する説.進化の過程における遺伝暗号の成立(RNAコードとアミノ酸との対応)には何らかの物理化学的な必然性があったという説.その後,tRNAのコドンやアンチコドンの配列とそれらが指定するアミノ酸との物理化学的相互作用の検証が試みられてきたが,いまだに遺伝暗号の起源に迫る決定的な証拠は得られていない.