J. Tze-Fei Wongによって提唱された遺伝暗号の進化を説明する説.タンパク質を構成するアミノ酸は最初から20種類だったのではなく,はじめは,Glu,Asp,Val,Ser,Leu,Ala,Glyなどの少数のアミノ酸によって原始の遺伝暗号系が構築され,その後に,新しいアミノ酸の生合成系が細胞内に確立してゆくのにつれて,新しいアミノ酸の遺伝暗号が共進化して生まれてきたとする説.