濃度などの量の時間変化が簡単な指数関数C=C0exp (-t/τ)で記述できる場合がある.このときτを時定数とよぶ (Cは時刻tでの濃度,C0は初期濃度).式よりt=τのときC=C0/eなので,初期濃度の1/e (約36.8%) になる.したがって,τは時間変化の速さの目安を与える.自然界に広く観察されるランダム過程では,量の時間変化が指数関数で記述できることが知られている.