グラム陰性菌の細胞壁の構成成分であるリポ多糖類(lipopolysaccharide:LPS)を指し,細菌の死滅・破壊などにより生じ体内に侵入すると,発熱などの種々の生体反応を惹起する.細胞膜レセプターであるCD14およびTLR (Toll-like receptor) -4によって認識され,免疫細胞からはTNF-αやIL-6などのサイトカインやプロスタグランジンなどの炎症性メディエータが産生される.