酵母two-hybrid法では特定のタンパク質,あるいはタンパク質断片を餌として,それと相互作用するタンパク質,あるいはタンパク質断片をライブラリー中からスクリーニングするが,この時,餌となるタンパク質側を「ベイト」と呼び,釣られるタンパク質側を「プレイ(prey):餌食」と呼ぶ.スクリーニングを釣りに見立てた例えだが,実際のところ,餌や仕掛けなどを工夫すればさまざまなプレイが釣れてくる.釣れなければ,(ライブラリーの)場所や時間を変えてみるというのも,釣りと同様である.