チアゾールオレンジ

DNA結合発光性蛍光色素の1つ.ベンゾチアゾールとキノリンをメチンで連結した構造を有する.励起状態ではメチン結合で回転するため弱蛍光性だが,DNA二本鎖にインターカレーションすると平面構造に固定されるため蛍光をもつようになる.ただし,チアゾールオレンジがたとえ弱蛍光性でも生細胞解析実験においてはバックグラウンド蛍光として働いてしまうため,色素間励起子相互作用を併用することによってバックグラウンド蛍光を強く抑制することが望ましい.

実験医学増刊 Vol.26 No.17
実験医学増刊 Vol.29 No.7

参考書籍

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