バイ・ドール法

1980年に米国のバーチ・バイ(Birch Bayh)上院議員,ロバート・ドール(Robert Dole)上院議員の提案により,連邦政府の資金提供によって完成された発明を,大学・非営利団体,中小企業が自分の帰属にすることができるようにし,特許化してライセンスした場合には,そのロイヤルティー収入を発明者や科学技術のための研究開発に還元することを義務づけた「1980年特許商標法修正法(通商「バイ・ドール法(Bayh・Dole Act)」)」が制定された.この法律の制定によって,研究を行っている多くの大学等では技術移転機関(Technology Licensing Organization:TLO)が大学内または外の組織として設立されるようになり,政府資金の援助を受けて得られた研究成果が,大学等の所有として特許化され,大学等と,企業間でライセンス契約して技術移転される途が開かれた.

バイオテクノロジージャーナル 2006年11-12月号 Vol.6 No.6

参考書籍

  • [SHARE]
  • Send to Facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

バイオキーワード集:索引


A B C D E
F G H I J
K L M N O
P Q R S T
U V W X Y
Z        
数字 その他