CAR-T細胞療法
CARTさいぼうりょうほう
患者のT細胞を遺伝子改変し,特定の分子を発現する細胞(造血器腫瘍,B細胞など)を標的とする受容体を付加した後に体内に戻して標的細胞を除去する細胞免疫療法.(実験医学増刊437より)

生体内外をつなぐ動的な臓器 皮膚 健康と疾患のサイエンス
免疫・代謝・バリアの恒常性から個々の病態と老化を理解し、最適な治療へ
CARは抗体の反応性を利用した人工的な受容体遺伝子であり,一本鎖化した抗体の抗原反応性ドメイン,TCRの刺激を細胞内に伝える分子であるCD3ζ分子の細胞内シグナル伝達ドメイン,CD28や4-1BB等の副刺激受容体分子細胞内シグナル伝達ドメインをつなぐ構造.CAR-T細胞療法は,CAR遺伝子を導入したT細胞を体外で大量に作製し患者に輸注する治療法.(実験医学増刊3817より)

新規の創薬モダリティ 細胞医薬
細胞を薬として使う、新たな時代の基礎研究と治療法開発
解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです










