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線維芽細胞増殖因子

せんいがさいぼうぞうしょくいんし

培養細胞の増殖活性を有することで発見されたが,現在は発生,創傷治癒などにおける広汎な生理機能が知られる.哺乳類では22種類が知られているがそのほとんどはヘパリン結合タンパク質であり,パラクリン因子として作用する.FGF受容体を介したシグナル入力には細胞表面のプロテオグリカンとの結合が必須である.しかし,本稿で取り上げるFGF19サブファミリーのようにヘパリンと結合せずエンドクリン因子として働くものや,分泌されずに細胞内で作用するものも最近は報告されている.(実験医学増刊315より)

臓器円環による生体恒常性のダイナミクス

神経・免疫・循環・内分泌系の連関による維持,ライフステージに応じた変容と破綻

永井良三,入來篤史/編

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです

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