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マイクロバイオーム創薬が変えるがん免疫療法の未来

Microbiome drug development will change the future of immuno-oncology therapy
林 篤史
Atsushi Hayashi:Development Department, R&D Division, Miyarisan Pharmaceutical Co., Ltd.(ミヤリサン製薬株式会社研究開発本部)
10.18958/7011-00001-0000149-00

免疫チェックポイント阻害剤によるがん免疫療法は,従来の治療を上回る効果が期待できる一方で,奏効率の低さが課題としてあげられる.近年,遺伝子や代謝産物の網羅的解析技術の飛躍的な進歩によって,腸内細菌叢が免疫チェックポイント阻害剤の抗腫瘍効果に影響を及ぼすことが次々と明らかとなり,免疫チェックポイント阻害剤の奏効率改善を目的としたマイクロバイオーム創薬が大きな注目を浴びている.本稿では,腸内細菌叢とがん免疫の関連性について,これまでに得られた研究成果に触れながら,がん領域マイクロバイオーム創薬の国内外の開発状況について概説する.

がん免疫,免疫チェックポイント阻害剤(ICIs),LBPs,Clostridium butyricum MIYAIRI 588(CBM588)

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