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ヒト人工多能性幹細胞由来好中球は免疫細胞をリクルートし致死的感染症を予防する

Efficient production of human neutrophils from iPSCs that prevent murine lethal infection with immune cell recruitment
Miyauchi M, Ito Y, et al:Blood, 138:2555-2569, 2021
宮内 将,黒川峰夫
Masashi Miyauchi1)/Mineo Kurokawa2):Institute for Stem Cell Biology and Regenerative Medicine,Stanford University1)/Department of Hematology and Oncology, Graduate School of Medicine, The University of Tokyo2)(スタンフォード大学幹細胞生物学・再生医療研究所1)/東京大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学2)
10.18958/7011-00003-0000155-00

好中球を生体外で分化する技術は報告されていたが,迅速に大量の細胞を産生する技術は確立していなかった.今回,われわれは人工多能性幹細胞を活用した好中球前駆細胞株の樹立を通じて,臨床応用可能な数の好中球を4日間で誘導する技術を確立した.産生された好中球は生体内で免疫細胞をリクルートし致死的感染症を予防することが明らかとなった.

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