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外来RNAの分解とその制御機構

Degradation of exogenous RNA and its regulation mechanism
安田圭子,竹内 理
Keiko Yasuda1)/Osamu Takeuchi2):Department of Medical Chemistry, Graduate School of Medicine, Kyoto University1)/Department of Medical Chemistry, Graduate School of Medicine, Kyoto University2)(京都大学大学院医学研究科分子生体制御学講座医化学分野1)/京都大学大学院医学研究科分子生体制御学講座医化学分野2)
10.18958/6991-00001-0000060-00

自己,およびウイルス感染などに由来する外来のmRNAは,それぞれ個別の,また一部には共通した機構により緻密に制御されている.特に,ウイルス由来RNAは,宿主自然免疫機構により認識されⅠ型インターフェロン産生につながるほか,RNase LやN4BP1といったRNA分解酵素群による特異的分解も受ける.免疫応答に関連する自己mRNAもRegnase-1をはじめmRNA分解酵素により制御されており,このような機構を明らかにすることはmRNAワクチンなど医療目的での細胞内への外来mRNA導入手法の改善にもつながることが期待される.

mRNA分解,ウイルスRNA,TLR,RIG-I-like receptor,RNase

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