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外来性核酸の代謝と免疫応答における核酸センサー

Metabolism of exogenouse nucleic acids and the nucleic acid sensors in immune responses
劉 凱文,三宅健介
Kaiwen Liu/Kensuke Miyake:Department of Microbiology and Immunology, The Institute of Medical Science, The University of Tokyo(東京大学医科学研究所 感染・免疫部門)
10.18958/6991-00001-0000063-00

核酸代謝は自己由来の核酸と外来性核酸の分解にかかわっている.病原体由来の外来性核酸の代謝は,感染の制御と病原体排除に寄与する.また,外来性核酸自体ばかりでなく,その代謝産物も免疫受容体のリガンドになりうるので,核酸代謝が自然免疫応答の誘導に関与することも考えられる.ヌクレアーゼである,RNase 2,RNase T2とDNase Ⅱ等はリソソーム内の核酸を代謝することで,リソソームにある核酸センサーによる免疫応答を正にも負にも制御している.また,TREX1とOAS/RNase Lシステムは細胞質内の核酸を認識・代謝することで,外来性核酸の排除とともに,細胞質内の核酸センサーを通して,免疫応答を制御している.

外来性核酸,核酸代謝,リボヌクレアーゼ(ribonuclease,RNase),デオキシリボヌクレアーゼ(deoxyribonuclease,DNase),核酸センサー

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