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教科書の変遷から「分子生物学」を考える:第3回 なにを学びとり,どう展開するか

中村桂子
JT生命誌研究館名誉館長
10.18958/7991-00035-0006597-00

「教科書」は,単なる情報の羅列でも,生命現象の細部についての知識を得るためだけのためのものではないことを『The GENE』『The CELL』が教えてくれました1)2).「分子生物学」の歴史を見れば,それは「生命とは何か」,更には「人間とは何か」「私とは何か」という基本的で総合的な問いをもつ学問です.この教科書は,読者がさまざまな生命現象の理解を通して,自分自身の「世界観」や「ものの見方」を構築できるように作られています.

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