スマホで読める実験医学
550円

量子化学でひもとく超硫黄分子の構造と反応性硫黄生物学:みえてきた細胞内での役割

影山莉沙,中林孝和
Lisa Kageyama/Takakazu Nakabayashi:Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Tohoku University(東北大学大学院薬学研究科)
10.18958/6859-00002-0000782-00

近年,直鎖状に連結した硫黄原子を含む「超硫黄分子」が,普遍的な生命素子として生体内に豊富に産生されており,エネルギー代謝やシグナル伝達,タンパク質の品質管理などに重要な役割を果たしていることが明らかになってきた.本特集では,超硫黄分子のユニークな化学的特性と,それにもとづく生体内における多様な機能,さらに,超硫黄分子の検出・計測方法の最前線を紹介する.(企画/本橋ほづみ)

この記事は有料記事です

(残り約4,500文字)

  • 【スマホで読める実験医学】量子化学でひもとく超硫黄分子の構造と反応性 硫黄生物学:みえてきた細胞内での役割
    550円