この記事は有料記事です
（残り約6,600文字）
-
【スマホで読める実験医学】リピート結合化合物による治療への展望
550円
550円
リピート結合化合物による治療への展望
Perspective toward therapy using repeat-binding compounds
Kazuhiko Nakatani：The Institute of Scientific and Industrial Research，Osaka University（大阪大学産業科学研究所）
10.18958/6633-00001-0000956-00
リピート配列はヘアピン型の二次構造を形成する．このヘアピン構造には多数のミスマッチ塩基対が含まれており，リピート配列に結合する低分子化合物の多くは，このミスマッチ塩基対周辺の構造に結合する．リピートRNAヘアピンに結合する低分子は，核内におけるRNA-タンパク質凝集体形成の阻害やRAN翻訳への影響が期待される．リピートヘアピンに結合することが知られている化合物について，化学的な視点から紹介する．
リピートヘアピン，ミスマッチ塩基対，ハンチントン病，CUGリピート
スマホで読める実験医学とは
