実験医学 1991年6月号 Vol.9 No.8

情報伝達クロストーク

  • 竹縄忠臣/企画
  • 1991年05月20日発行
  • B5判
  • 108ページ
  • ISBN 100-0-1991-0600-0
  • 定価:1,650円(本体1,500円+税)
  • 在庫:なし
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情報伝達研究はこの1,2年の間に大きな変化をみせはじめています.中でもチロシンキナーゼ系やセリン/スレオニンキナーゼ系におけるクロストークの発見や,細胞増殖に結びつく標的蛋白質の発見は,情報伝達研究の新たな展開を予感させるものがあります.今回は「情報伝達クロストーク」と題しまして,東京都老人総合研究所の竹縄忠臣先生に,情報伝達研究の今一番ホットな部分をまとめていただきました.

目次

特集

情報伝達クロストーク
企画/竹縄忠臣
新しい情報伝達クロストークの発見【竹縄忠臣】
細胞増強,癌化の情報伝達−シグナルトランスファー複合体の役割【福井泰久】
PI3キナーゼの発見と意義【芝崎 太/竹縄忠臣】
crk,src,PLC-γ,GAPのSH2/SH3領域の機能【松田道行】
チロシンキナーゼとセリン/スレオニンキナーゼ【秋山 徹】
ras,GAPの新しい展開【服部成介】
チロシンキナーゼ活性をもつ増殖因子受容体とイノシトールリン脂質代謝【小林まり子/岩下新太郎】
インスリン受容体を介するシグナル伝達【林 日出喜/三宅範明/金井文彦/芝崎 太/竹縄忠臣/姥名洋介】

トピックス

CURRENT TOPICS
c-kitレセプター型チロシンキナーゼのリガンドは貧血症マウスSteel遺伝子座のコードする新しい増殖因子である【國貞隆弘/西川伸一】
MAPキナーゼ−細胞増殖および細胞分裂を制御する蛋白質リン酸化酵素【西田栄介/後藤由季子】
高等生物におけるDNA修復機構の解明に向けて【朝比奈 宏】
家族性肥大型心筋症の病因解明−心筋ミオシン重鎖遺伝子の突然変異【倉林正彦/矢崎義雄】
光ピンセットによる細胞内分子モーターのマイクロマニピュレーション【豊島陽子】
ミニレビュー
B細胞抗原受容体複合体中のチロシンキナーゼ−Lyn【山梨裕司】

連載

バイオシグナル実験法シリーズ 情報伝達系基礎実験法<GTP結合蛋白質関連蛋白解析法>
三量体GTP結合蛋白質の解析法【堅田利明/高橋勝宣】
NEWテクノロジー
リン酸化部位の同定法【安藤祥司/稲垣昌樹】

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  • 【本書名】実験医学:情報伝達クロストーク
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