次号予告月刊実験医学

次号・2019年12月号 Vol.37 No.18(2019年11月20日発行予定)

特集/腫瘍血管とがん免疫
血管の質,血管-免疫システム連関を理解し,抗腫瘍効果の増強に挑む! (仮題)

企画/高倉伸幸(大阪大学微生物病研究所情報伝達分野)

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近年,免疫チェックポイント阻害剤の台頭により,腫瘍免疫療法に注目が集まっています.一方,本免疫療法はすべてのがん患者に対し恩恵をもたらしているわけではありません.その理由の一つに,たとえ腫瘍免疫担当細胞が活性化したとしても,腫瘍内に進入できず,その効果が発揮できない状態があげられます.腫瘍免疫が機能するかどうかを判断する方法として,がん細胞の遺伝子変異やメタボリックな状態,末梢リンパ球数,リンパ球遊走因子の発現などを指標にする“Immunogram”という方法が提唱されています.そのなかでも,腫瘍内に形成される「血管の質」をパラメーターにすべきであることが,最近特に指摘されています.腫瘍内に形成されるべき,腫瘍免疫を活性化させる「血管の質」とは何か? 本特集では,基礎医学および臨床医学の側面から,血管生物学と腫瘍免疫学を融合した最新の知見をお届けします.

  • 概論【高倉伸幸】
  • 腫瘍血管の成熟化と腫瘍免疫【高倉伸幸】
  • 腫瘍血管の異種性がもたらす腫瘍免疫との接点【樋田京子】
  • 腫瘍免疫の効果判定と免疫抵抗性【熊ノ郷淳】
  • 多能性がん免疫効果を発揮する細胞治療【藤井眞一郎】
  • 非小細胞肺癌治療のパラダイムシフト〜血管新生抑制剤の併用療法【木島貴志】
  • 脳外科領域の腫瘍血管と腫瘍免疫【田中俊英】

連載

  • 2019年ノーベル賞解説レビュー (仮)
  • Conference & Workshop
    • 日本学術会議・東京大学ゲノム医科学研究機構合同シンポジウム
      「ゲノム医療・精密医療の多層的・統合的推進」の報告 (仮)【村上善則】
  • その他

※ タイトルはすべて仮題です.内容,執筆者は変更になることがございます.