次号予告月刊実験医学

次号・2019年6月号 Vol.37 No.9(2019年5月20日発行予定)

特集/液-液相分離ってなんだ?
“相分離・相転移が織りなす生命現象 (仮題)

企画/加藤昌人 (テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター),廣瀬哲郎 (北海道大学遺伝子病制御研究所)

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“液-液相分離”.主に化学や物理学で扱われてきた“物質の状態”を意味するこの現象が,生命科学でもにわかにホットトピックとなっています.RNA結合タンパク質がもつlow-complexity(LC)配列の相転移・相分離が,長年の謎であったRNA顆粒などの“膜をもたない細胞内構造体”の形成機構であるとわかってきたことを皮切りに,クロマチン形成,転写活性化など,相次いで“この現象が細胞内の生理機能を制御している”という報告が出てきたからです.液-液相分離による膜のないオルガネラはいかにして作られ,いかに生命に関わるのか.基礎的な理論から細胞内での役割,疾患への関与までをご紹介します.

  • 概論―歴史とトピックス【加藤昌人】
  • 基礎・理論:ポリマー化学の視点から相分離とは【田中 肇】
  • 基礎・理論:構造生物学の視点から【加藤昌人】
  • RNA結合タンパク質【吉澤拓也】
  • 生殖顆粒【杉本亜砂子】
  • 核内RNA顆粒【廣瀬哲郎】
  • クロマチン【野澤竜介】
  • 疾患:がんのゲノム相分離【鈴木 洋】
  • 疾患:神経変性疾患を中心に【小野寺 理】

連載

  • いま知りたい!!
    • ヒトの性の多様性と連続性 (仮)【深見真紀/鹿島田健一/矢澤隆志/佐々木掌子】
  • Trend Review
    • 「科学のメディア化」の時代〜研究者はメディアとどう向き合うか (仮)【田中幹人】
  • その他

※ タイトルはすべて仮題です.内容,執筆者は変更になることがございます.