次号予告月刊実験医学

次号・2025年8月号 Vol.43 No.13(2025年7月18日発行予定)

最新号

特集1/これからの細胞外小胞学 (仮題)

編集/横井 暁(名古屋大学)

エクソソームを中心とする細胞外小胞研究が興隆し10年余り,細胞間コミュニケーションツールとしての機能が次々と明らかになる一方,再現性のある機能解析を行ううえでの課題も蓄積されている.新しい研究開発と並行して,研究の質向上に向けた取り組みが世界的に進んでおり,2024年あらたな研究指針となるMISEV2023がリリースされた.エクソソームを取り巻く市場は拡大の一途をたどっており,EVに対する社会理解は玉石混交となりつつある.次の10年を見据え,今あらためて多様な生物学領域における最先端の知見を集結することで,細胞外小胞研究がもつ魅力,大いなる可能性を紹介する.(編者より)

特集2/RNAウイルスハンティング2.0
なぜいま新規RNAウイルスの発見が相次ぐのか? (仮題)

編集/中川 草(東海大学),坂口翔一(大阪医科薬科大学)

さまざまな自然環境・野生動物などから同定したRNA情報からRNAウイルスの発見が相次いでいる.特に,ほぼすべてのRNAウイルスが有するRNA依存性RNA合成酵素(RdRp)を足がかりに,多様な環境に生存するRNAウイルスの存在が明らかになってきた.同時に,RdRpをもたないRNAウイルスもさまざまに見出されてきており,本特集ではそのような多様なRNAウイルス探索研究の歴史とこれからを取り上げる.(編者より)

連載

  • クローズアップ実験法
    20色の同時観察を実現する発光eNLEXとカラーカメラ顕微鏡(仮)【服部 満,永井健治(大阪大学産業科学研究所)】
  • その他

※ タイトルはすべて仮題です.内容,執筆者は変更になることがございます.

今後のラインナップ
増刊号 Vol.43 No.12(2025-07-18発行予定)
がん幹細胞とは何者なのか?―がんの「幹細胞性」を再定義する
2025年8月号 Vol.43 No.13(2025-07-18発行予定)
【特集1】細胞外小胞学の次の10年(仮)/【特集2】RNAウイルスハンティング2.0(仮)
2025年9月号 Vol.43 No.14(2025-08-20発行予定)
【特集1】がん細胞の未解明問題に相分離で答える(仮)/【特集2】アセンブロイド(仮)
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