次号予告月刊実験医学

次号・2024年1月号 Vol.42 No.1(2023年12月20日発行予定)

特集/AI・シミュレーションによる科学的発見は可能か?
未知のメカニズムへのデータ駆動型アプローチ (仮題)

企画/山本陽一朗(理化学研究所革新知能統合研究センター/東北大学大学院医学系研究科)

AI技術の発展により診断支援などの医療応用が次々と進むなか,その基礎研究への活用にも注目が高まっております.特に近年は高精度なシミュレーションや計算科学の進歩,大規模言語モデル等の生成系AI技術の発展,そしてAI解析における説明可能性の向上や新しいAI技術の躍進を通して,生命科学分野をはじめとする幅広い基礎分野におけるメカニズム解明への応用が期待されている状況と存じます.そこで本特集では,基礎研究へのAI・シミュレーション活用の現在地をまとめ共有することで,分野のさらなる進展に僅かでも貢献できればという思いで企画させていただきました.(企画者より)

  • 概論―AI・シミュレーションによる科学的発見へ向けて【山本陽一朗】
  • AI・シミュレーションによる創薬【奥野恭史,他】
  • マルチオミックスシミュレーションから新規疾患メカニズムの発見【久保田浩行】
  • 細胞レベルシミュレーションから新規疾患メカニズムの発見【波江野 洋,他】
  • 医療テキストデータに対する生成系AIとゲノムビッグデータに対する統計的機械学習を用いての発見【田宮 元,他】
  • AIを用いた新規蛍光色素の発見【津田宏治,他】
  • イメージングAIを用いた発見と説明可能性の発展【山本陽一朗,他】

〈フォーラム:AI・シミュレーションの関連技術の最先端〉

  • Physics-informed neural networks【上田修功】
  • 未来に向けて:量子コンピューターと機械学習【藤井啓祐】

連載

  • いま知りたい!!
    • 腸内細菌とがん免疫応答(仮)【吉村 清】
  • クローズアップ実験法
    • 高速ウェスタンブロッティング(仮)【東 小百合,片桐康博】
  • その他

※ タイトルはすべて仮題です.内容,執筆者は変更になることがございます.

今後のラインナップ
増刊号 Vol.41 No.20(2023-12-05発行予定)
神経が司る代謝・炎症制御と生体恒常性
2024年1月号 Vol.42 No.1(2023-12-20発行予定)
【特集】AI・シミュレーションによる科学的発見は可能か?(仮)
増刊号 Vol.42 No.2(2024-01-19発行予定)
All JAPANで挑む アカデミア創薬研究の最新戦略(仮)
2024年2月号 Vol.42 No.3(2024-01-19発行予定)
【特集】不妊の原因解明に挑む生殖細胞研究(仮)
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