編集/山口良文(北海道大学)
冬眠・休眠は,代謝を抑制した状態で厳しい環境を生き抜くための生存戦略である.なかでも高体温維持を特徴とする哺乳類にみられる冬眠・休眠は,代謝性熱産生の抑制をはじめ積極的な代謝抑制を必要とする点で,ユニークかつ興味深いものである.現象自体は古くから知られていたが,そのメカニズムは長年謎に包まれてきた.近年,様々な技術的制約を乗り越える方法論が利用可能になったことで,その解明に向けた機運が高まっている.本特集では,多様な研究分野にまたがる冬眠現象の最先端を紹介する.(編者より)
編集/高倉伸幸(大阪大学微生物病研究所)
Vascular endothelial growth factor(VEGF)は長らく腫瘍血管新生を制御する因子として理解され,抗VEGF治療はがん治療の重要な柱として確立された.しかし,近年,VEGFは免疫細胞の機能制御にも深く関与し,腫瘍免疫環境形成の中心的役割を担う因子であることが明らかになってきた.血管と免疫の双方に作用する“VEGF”の真の機能を解き明かすことは,免疫療法との併用戦略において,新たな治療概念の創出につながる.本特集では,VEGFの免疫細胞に対する直接作用に関して,治療最適化に向けた,新たな知見を提供する.(編者より)
※ タイトルはすべて仮題です.内容,執筆者は変更になることがございます.