次号予告月刊実験医学

次号・2024年9月号 Vol.42 No.14(2024年8月20日発行予定)

特集/グルカゴン/GLP-1/GIPの創薬革命
発見から100余年を経た新展開(仮題)

企画/北村忠弘(群馬大学生体調節研究所)

20世紀初頭のインクレチンとグルカゴンの発見は,血糖調節を人為的に操作する糖尿病治療という,近代医療の幕開けを象徴した出来事でした.約100年後の現在,私たちは次なる糖尿病学の新地平に立っています.特に,近年注目されているGLP-1受容体作動薬は血糖降下作用だけでなく,多臓器への影響が明らかになりつつあります.また,GIPやグルカゴンとのデュアルアゴニストやトリアゴニストでは,単一受容体作動薬では得られなかった効果が期待されています.本特集では,基礎研究者を含めた分野外の読者にも興味をもっていただけるよう,インクレチンとグルカゴンの作用機序を中心に,創薬戦略,将来性までをもご紹介いただきます.

  • 概論─グルカゴン・インクレチンの現在と未来【北村忠弘】
  • グルカゴン測定系の開発と診断・治療への応用【小林雅樹,北村忠弘】
  • GLP-1の作用機序と糖尿病、肥満症治療への普及【三木隆司】
  • GIPの作用機序と診断、治療への応用【藤田征弘】
  • GLP-1/GIP dual agonistの特性と効果、安全性【矢部大介】
  • グルカゴン/GLP-1 dual agonistの開発状況と将来性【岡田裕子】
  • グルカゴン/GLP-1/GIP triagonistの開発状況と将来性【中里雅光】

連載

  • いま知りたい!!
    • ビッグデータ時代のp値(仮)【下川敏雄】
  • 新連載 みんなの臨床バイオインフォマティクス(仮)
    • 【執筆/松本寿健 執筆・監修/瀬尾茂人,奥崎大介】
  • その他

※ タイトルはすべて仮題です.内容,執筆者は変更になることがございます.

今後のラインナップ
2024年9月号 Vol.42 No.14(2024-08-20発行予定)
【特集】グルカゴン・GLP-1・GIPの創薬革命
増刊号 Vol.42 No.15(2024-09-05発行予定)
ncRNA研究REBOOT(仮)
2024年10月号 Vol.42 No.16(2024-09-20発行予定)
【特集】Neural Signaling in Immunology(仮)
増刊号 Vol.42 No.17(2024-10-18発行予定)
全身を覆うマイクロバイオーム(仮)
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