キメラ形成能
きめらけいせいのう
多能性幹細胞を胚盤胞へ注入した際に,その細胞が胎仔のさまざまな組織や生殖系列へ寄与できる能力を指す. マウスでは多能性を評価する最も厳密な機能的指標として広く用いられている.一方,ヒトでは倫理的制約から評価できないため,現在ではヒト着床前胚とのシングルセルトランスクリプトーム解析などによる比較が代替的な評価法として用いられている.(実験医学増刊4417より)

疾患幹細胞学
iPS細胞誕生から20年 より精緻なヒト病態モデルで次の治療につなげる
ドナー細胞がホスト動物の個体形成へ寄与できる性質のこと.マウスにおいては,この性質の有無により多能性幹細胞をナイーブ型とプライム型へ判別できる.ナイーブ型マウス多能性幹細胞は着床前胚に取り込まれ,キメラマウスを形成する.すなわちキメラ形成能を有し,遺伝子改変動物の作出に利用されている.(実験医学2021年11月号より)
多能性幹細胞を用いた着床期ヒト胚モデルの構築実験医学2021年11月号解説は発行当時の掲載内容に基づくものです
本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです









