調査研究を行う場合に前もってある集団(コホート)を分けて,将来どのように変化するかを追跡調査(前向き)する方法である.ある時点の調査で,将棋をした人の認知機能が高かったとする.それは将棋が好きな人の結果であって,将棋そのものの効果とは言えない.好きでも嫌いでも2群に分けて一定期間将棋を行い,認知機能を調査する方法が前向き研究である.