パターン認識受容体

Janewayらは微生物特有 (高等多細胞生物にはない) の分子をPAMPと名付けた.PAMPを認識する受容体をパターン認識受容体 〔pattern-recognition receptors (PRRs)〕 とよび,TLRsに代表される.一方,細胞質や核内にもPAMPの認識分子が存在しRLRs (RIG-Ⅰ,MDA5,LGP2),NLRs (NOD1,NOD2,NALP3など) などが同定されている.これらはTLRsとともにPRMs (pattern-recognition molecules) ともよばれる.種々のPRMsは特有のシグナル経路を活性化し,異なった細胞応答に至る.PRRsによるPAMPの重複認識は免疫応答を多様化し,ゆえに種々の免疫エフェクター細胞の誘導に深く関与する.

実験医学 2009年9月号 Vol.27 No.14
実験医学増刊 Vol.28 No.7
実験医学増刊 Vol.31 No.10
実験医学増刊 Vol.32 No.17

参考書籍

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