Bligh & Dyer法とは,E. G. Blighと W. J. Dyerによって1959年に報告された簡便な生体材料からの脂質抽出法である.生体材料にクロロホルム,メタノール,水を一定の比率で加えてボルテックスし,遠心分離を行う.遠心後は2層に分離し,下層のクロロホルムとメタノールを含む有機溶媒層に脂質分子のほとんどが回収される.