多彩な薬物受容体(酵素)に対するリード化合物を創出できる鋳型となる部分構造(骨格)をユニバーサル創薬テンプレートとよぶ.例えば,本特集に取りあげられているベンゾジアゼピン骨格やサリドマイド骨格からは多様な薬理活性を有する創薬リードが見出されている.このような骨格はゲノム情報収斂型創薬研究においてその重要性が再認識されている.