ナンセンスコドン介在的mRNA分解.NMD(nonsense mediated mRNA decay)と略記される.真核生物がもつmRNA品質管理機構の1つで,ゲノムの突然変異や転写・スプライシングの間違いによって翻訳領域に未成熟終止コドンが生じた場合,最初の翻訳段階で認識し,その異常mRNAが翻訳される前に選択的に分解処理する機構.EJC表層因子群に含まれるUPF1, UPF2,UPF3は,NMDの必須因子である.