Wilms Tumor 1

WT1(Wilms Tumor 1).腎芽腫(ウィルムス腫瘍)は腎に発生する腫瘍で,多くは小児にみられる.腎芽腫の原因遺伝子の一つとして,腫瘍抑制遺伝子WT1が同定されている.WT1は転写調節因子として細胞増殖を制御し,腎および泌尿生殖器の分化に関与する.腎芽腫のうち腎疾患,生殖器奇形を合併したものをDenys-Drash(デニス・ドラッシュ)症候群と呼ぶが,この症候群ではWT1遺伝子に変異があることがわかっている.

実験医学増刊 Vol.30 No.7

参考書籍

  • [SHARE]
  • Send to Facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

バイオキーワード集:索引


A B C D E
F G H I J
K L M N O
P Q R S T
U V W X Y
Z        
数字 その他