CotⅠ分画

ゲノムDNA中の反復配列に富んだ領域を濃縮した分画.分断化したゲノムDNAを熱変性後再び二本鎖へ会合させる場合,相補鎖を見つけやすい反復配列は短い時間で二本鎖を形成できることを利用し,その分画を単離したもの.遺伝子のイントロンや非翻訳領域(UTR)にはしばしばそのような反復配列が存在することから,間期核において転写されているクロマチン領域とされていないクロマチン領域の分布を知る指標とされる.

実験医学 2012年11月号 Vol.30 No.18

参考書籍

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