Rag

mTORC1のアミノ酸依存の活性調節を行う低分子量GTPase.RagAとRagBおよびRagCとRagDは互いにパラログであり,前者と後者が1つずつ組合わさりヘテロ二量体を形成する.アミノ酸存在下に前者はGTP結合型をとる.

または

RAG(recombination activating gene).リンパ球前駆細胞に特異的に発現するDNA組換え酵素で,RAG1とRAG2の2種類が存在する.TCR遺伝子,および免疫グロブリン遺伝子のV, D, Jの各遺伝子セグメントに隣接する特異的な塩基配列を認識して切断する.これらの遺伝子の再構成に必須であり,その変異,欠損はT細胞,B細胞を欠損する免疫不全症を引き起こす.

実験医学 2013年6月号 Vol.31 No.9
実験医学増刊 Vol.31 No.12

参考書籍

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