血清中抗体の反応する抗原を網羅的に同定するため,非常に多くの抗原をチップ上に固相化し,抗原抗体反応を解析する方法である.数千種類の合成タンパク質をチップ上に配置し,血清中抗体の有無や反応の強さをも数値化が可能となる.免疫療法の前後などで比較することにより,抗原特異的液性免疫の誘導や増強,その傾向が可視化できる.