罹患同胞対法

ある病気に罹患している兄弟姉妹(罹患方法)が,ある遺伝子・ゲノム領域の場所で共通したアレルを有していることが,ふつうなら期待される確率に比べて統計学的にどの程度大きくなっているかどうかを検討し,病気の原因となっている遺伝子の場所を特定しようとする方法.兄弟姉妹の遺伝子多型がともに一致する確率はふつうなら25%,一方だけが一致する確率は50%,両方とも一致しない確率は25%となる.兄弟姉妹の病気になる原因遺伝子が同じ場合,その遺伝子近辺のゲノムの領域を両親から受け継いでいるため,原因遺伝子近くの遺伝子多型については兄弟姉妹間の一致率が高いという原理を利用している.

実験医学増刊 Vol.31 No.15

参考書籍

  • [SHARE]
  • Send to Facebook
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

バイオキーワード集:索引


A B C D E
F G H I J
K L M N O
P Q R S T
U V W X Y
Z        
数字 その他