フィラグリンモノマーは,脱イミノ化酵素であるPADI1およびPADI3によりアルギニン残基がシトルリンに変換されるという修飾を受け,それまでに結合していたケラチンから遊離する.遊離したフィラグリンは,caspase-14,calpain 1,bleomycin hydrolaseなどの酵素により特異的な分解を受け,天然保湿因子(NMF)となる.