がんが,増殖・進展するうえで特定のシグナル伝達経路に強く依存していること.一般に,がんの形質を獲得・維持していくうえで重要な,特定の遺伝子発現異常をさす.例として,乳がんにおけるHER2の過剰発現,一部の肺がんにおけるALK融合遺伝子などがあげられ,治療標的として創薬につながる可能性が高い遺伝子といえる.