7-α-dehydroxylation活性

哺乳類の肝臓で合成される胆汁酸(一次胆汁酸に分類される)の多くは,ステロイド核のC-7位にαヒドロキシ基(αOH基)が付加されている(コール酸,ケノデオシキコール酸など).この7-αヒドロキシ基を外す酵素活性を7-α-dehydroxylation活性といい,いくつかの細菌がこの酵素活性を有している.7-α-dehydroxylationは1つの酵素で行われるのではなく,細菌のもつbai(bile acid inducible)オペロン遺伝子群から発現する酵素群によってマルチ・ステップを経て行われる.このような腸内細菌の酵素作用により変換された胆汁酸は二次胆汁酸と分類される.

実験医学増刊 Vol.32 No.17

参考書籍

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