Aβの脳脊髄液中と血中の濃度は平衡関係にあり,血中濃度を下げれば,脳内でAβが減るとする説である.例えば,Aβに対する抗体であるソラネズマブは,血漿中でAβと複合体を形成することにより,Aβ濃度に中枢と末梢の勾配が生じ,結果的に中枢のAβが引き抜かれ,脳内のAβを減少させると考えられている.