DSSの飲水投与によって腸粘膜上皮細胞の障害を誘導し,下痢,下血,体重減少など潰瘍性大腸炎と類似の症状を引き起こす.発症機序には不明な点は多いが,消化管粘膜の樹状細胞やマクロファージなどの自然免疫細胞,腸内細菌,TLRやNOD1/2などの病原体センサーが病態形成に関与すると考えられている.