地方衛生研究所におけるサーベイランスによると,鶏肉やその他食肉の75%からカンピロバクターが検出されており,本菌による食肉汚染は深刻な数字となっている15).食中毒は夏場で起きやすいが,本菌の食中毒は冬場でも起きることが知られている.