3-ヒドロキシ酢酸やアセト酢酸などが知られている.アセチルCoAを原料とするため,脂肪酸からも生成することができる.飢餓時などグルコースが枯渇した際に主として肝臓で産生され,脳や心臓などの組織でグルコースに代わるエネルギー源として利用される.糖尿病においても重篤になると細胞がグルコースを取り込むことができず,細胞内グルコースが枯渇するためケトン体が生じることが知られている.