ROC(receiver operating characteristic)曲線は,診断法がどのくらい有用なのかを解析する統計学的な方法で,特定のカットオフ値を設定したときの感度・特異度をそれぞれ縦軸・横軸(1-特異度)にプロットし,折れ線で結んだ曲線になる.曲線下の面積(AUC:area under the curve)によって定量化される.鑑別能力が高い診断法であれば,AUCの値は1に近づく.