病理組織ブロックを薄切した切片から,目分量で目的の部位や病変を定め,ゲノム解析目的に組織を削り取る方法.多くの場合,hematoxylin & eosin染色標本との対比によって,削り取る範囲を決定する.顕微鏡下において細胞単位で組織分取を行うマイクロダイセクションに比べて粗い方法となる.しかし,ゲノム解析対象の細胞が高密度に分布している場合には,マクロダイセクションで質,量ともに十分な検体が得られる.