DCは臓器移植におけるアロ免疫応答を誘導するカギとなる細胞であり,拒絶反応に必須の細胞と考えられている.移植片のドナーDCは主要組織適合(MHC)抗原を強く発現し,それはホストのT細胞によりアロ抗原として認識される.この抗原提示経路を直接感作(direct sensitization)と呼ぶ.