ランゲルハンス細胞

ドイツの病理学者Paul Langerhansにより1868年に表皮有棘層で発見同定された樹状細胞の1つで,皮膚のみならず膣粘膜などにも存在する.樹枝状に進展した細胞質突起を周囲の細胞間に張り巡らせているが,細胞間橋を形成せず細胞質内にテニスラケット状のバーベック(Birbeck)顆粒を有する.

接触過敏反応における役割は,ランゲルハンス細胞欠損マウスを用いて解析が進んでおり,無関係あるいはむしろ抑制的に働くことが明らかになりつつある.

当初は神経系の細胞と考えられていたが,現在では血球系の抗原貪食・抗原提示細胞であることが示されている.

実験医学増刊 Vol.26 No.20
実験医学増刊 Vol.29 No.10
実験医学 2012年4月号 Vol.30 No.6
実験医学 2015年3月号 Vol.33 No.4

参考書籍

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