組織スライス

神経細胞のシナプス可塑性のメカニズムを調べるためには神経細胞がネットワークを保った状態で観察する必要がある.このためよく使われる試料としてラットやマウスの海馬の神経細胞があげられる.海馬は一時的な記憶を担っていると考えられておりシナプスの可塑性を調べるための試料として最適だからである.通常,300μm程度の海馬スライスがよく用いられる.海馬をスライスしても細胞は生きており,シナプス反応も正常に保たれている.

実験医学増刊 Vol.26 No.17

参考書籍

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