正常な高次構造に折り畳まれなかった変性タンパク質が小胞体に蓄積し生じる細胞へのストレスのこと.体内には小胞体ストレスを回避し生体の恒常性を維持する仕組みが備わっているが,変性タンパク質が過剰に蓄積し小胞体ストレスの強さが回避能力を越えると,細胞のアポトーシスが誘導され神経変性疾患などの原因となると考えられている.