ATP加水分解のエネルギーを利用してさまざまな物質を細胞の中から外へ輸送する膜タンパク質の1つである.ヒトの正常組織では消化器系上皮や血液脳関門などに発現している.がん細胞ではビンカアルカロイドやタキサンを含む多くの抗がん剤を細胞外へ排出することによって,薬剤耐性の原因となる.