粥状動脈硬化

コレステロールエステルの蓄積を中心とする動脈硬化巣.内皮細胞が障害されると,傷ついた内皮細胞間隙より単球が内皮下に侵入して,内皮下でマクロファージへと成熟分化する.付近に過剰のLDLやレムナント,small dense LDLといった粥状動脈硬化を起こしやすいリポタンパク質が存在すると,これらはマクロファージへととり込まれ,泡沫細胞を形成する.この初期病変が脂肪線条(fatty streak)である.さらにコレステロールエステルの蓄積,血管平滑筋細胞の増殖,線維組織の増生が起こると粥状動脈硬化病変となる.

実験医学増刊 Vol.27 No.7
実験医学 2010年7月号 Vol.28 No.11

参考書籍

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